ハム栗山監督が指摘する侍・稲葉監督と清宮の類似点 本人は恐縮「全然…」

緒方コーチのトスを打つ清宮とその様子を見つめる稲葉氏【写真:西山和明】
緒方コーチのトスを打つ清宮とその様子を見つめる稲葉氏【写真:西山和明】

稲葉監督は納得「軸足でしっかり回るというか…」

 日本ハムのドラフト1位ルーキー、清宮幸太郎内野手が12日(日本時間13日)、目指す2020年東京五輪での侍ジャパン入りに向けて、「やっぱりファイターズの主力になっていないとダメかなと思いますし、自分がいなければ勝てないというくらいの存在になっていたい」と大きく飛躍する目標を掲げた。

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督が1次キャンプを行う米アリゾナ州スコッツデールを訪問。打撃ケージの中で、緒方耕一野手総合コーチを相手にトス打撃をする清宮の様子を見守った。指の怪我で打撃練習は様子を見ながら行っているが、この日は強度をアップさせて合計51スイング。緒方コーチが「結構振っている。本人も7割くらいは振れていますと言ってたから」と話せば、清宮自身も「だんだん力のパーセンテージが上がってきている。それでも違和感とかはないんで」と順調に状態を上げている。

 そんなルーキーに稲葉監督が熱視線を送ったのも、栗山英樹監督から「打撃が似ているのでちょっと見てほしい」と言われたからだった。日本ハムの大先輩でもある稲葉監督に似ていると言われた清宮が「全然比べられるほどじゃない」と恐縮しながら「(フォームに)力感がない感じは似ているかなと思いますけど」と言えば、稲葉監督は「軸足でしっかり回るというか、ポイントを近くして回るっていう(点)。腕の畳みも含めてね」と納得の様子。「僕は高卒1年であれだけのスイングはできていないですし、本当に素晴らしいスイング。非常に楽しみ」と期待を込めた。

 3月に開催される「ENEOS 侍ジャパンシリーズ 2018」に清宮が選ばれることはないが、稲葉監督は2020年東京五輪のメンバー候補と明言。清宮自身も「入れれば入りたい」と思いは強い。そのためにも、まずはプロとして成長し、ファイターズの主力に割っていることが必要だ。その自覚から「自分がいなければ勝てないというくらいの存在になっていたい」という目標が生まれた。

 プロとして初めてキャンプインしてから約2週間。成長の過程をたどる18歳ルーキーが、東京五輪までの2年でどこまで大きく成長するのか楽しみだ。

(Full-Count編集部)

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