一流選手を輩出し続ける野球大国 「沖縄県出身」のパ所属の主な選手は?

育成からの復活目指す甲子園V腕

【オリックス】
〇比嘉幹貴投手
〇大城滉二内野手 など

 比嘉は、2014年に62試合7勝1敗20ホールド、防御率0.79という圧倒的な投球で、「切り札」と称された。その後は故障もあって思うような活躍ができなかったものの、昨季は復活の兆しを見せている。彼の完全復活は、チームにとって大きな補強となるだろう。

 大城はプロ2年目の昨季に大幅に出場機会を増やした。興南高校では甲子園春夏連覇に貢献して故郷に歓喜をもたらしたが、このまま主力の座をつかみ取り、いずれは神戸の地にも栄冠をもたらす存在となれるか。

【福岡ソフトバンク】
〇東浜巨投手
〇嘉弥真新也投手
〇島袋洋奨投手 など

 昨季、最多勝に輝いた東浜。3球団競合の末にドラフト1位で入団しながら、これまで苦しんでいたかつての「東都の奪三振王」は、ついにそのポテンシャルを開花させた。先発陣の柱、勝ち頭、そしてエースへ。今季も、その身にかかる期待は大きい。

 嘉弥真サイドスローに転向した昨季、森福允彦投手(現・巨人)の穴を埋める左キラーとして大活躍。今季も、緊迫した場面で強打者を封じ込める切り札として、さらなる進化を見せてくれるだろうか。

 沖縄県勢初の春夏連覇を導いた「トルネード投法」が記憶に残っているファンは多いだろう。島袋は故障の影響もあって、今オフ、育成選手として再出発を図ることになった。今なお多くのファンが、その復活を願っている。

 以上のように、各球団で主力として活躍する選手や、息の長い現役生活を送っている選手も多く存在しており、「沖縄出身」はパ・リーグにおいてひとつのブランドを作り上げていると言っても過言ではない。昨季の東浜や山川のように、大ブレイクを果たしてチームの成績をも押し上げる選手が、2018年も現れるだろうか。パ・リーグに熱い風を巻き起こす「しまんちゅ」たちの活躍に、今後も要注目だ。

【動画】2015年にプロ初登板を果たしたSB島袋

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