“解体”マーリンズのリーダー、元同僚の移籍志願を「尊重」も「僕ならしない」

マーリンズのマーティン・プラド【写真:Getty Images】
マーリンズのマーティン・プラド【写真:Getty Images】

主力大量放出も…プラドは「自分がいる場所に感謝している」

 元ヤンキースのスーパースター、デレク・ジーター氏が新オーナーに就任し、チーム再建を進めるマーリンズ。主力の大量トレードが波紋を広げているが、当初、放出の有力候補と見られていたベテランのマーティン・プラド内野手は、まだチームに残っている。放出された選手の中には、自ら移籍を望んだ者もいた。ただ、精神的支柱としてチームを支えてきたプラドは「僕なら(移籍志願)しない」と話したという。地元紙「マイアミ・ヘラルド」が報じている。

 マーリンズは今オフ、ディー・ゴードン内野手をマリナーズ、ジャンカルロ・スタントン外野手をヤンキース、マルセル・オズナ外野手をカージナルスに放出。さらに、この動きを見て移籍を志願したクリスチャン・イエリッチ外野手はブルワーズにトレードとなった。選手総年俸を削減し、代わりに獲得した若手を使ってチーム再建を進めることになるが、あまりに急激な変化にジーター新オーナーに対する批判の声が上がっている。

 さらに、スター候補のJ・T・リアルミュート捕手も移籍を志願していると報じられているが、チームリーダーのプラドは残留を望んでいるという。「マイアミ・ヘラルド」は「僕をトレードしないで:このマイアミ・マーリン選手は『自分がいる場所に感謝している』」とのタイトルで伝えた。

 記事によると、プラドは「ビッグリーグにいることができて嬉しく思う。自分がいる場所に感謝しているんだ。僕なら(移籍志願)しないよ」と話したという。主力4人の放出で“解体”ともいえる状態のマーリンズだが、同紙は少なくとも3人が自ら移籍を志願したとしており、プラドはそれに驚かされたと振り返っている。

元同僚の移籍志願に「傷ついた」が…「彼らのことが大好き」

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