中日の「未完の大器」高橋は花開くか 森監督も高く評価「期待をもたせる」
2度の対外試合では2戦連続安打、起亜戦では2打数2安打1打点1得点と1人気を吐く
松坂大輔投手の加入により、例年以上に注目が集まっている中日ドラゴンズの沖縄・北谷キャンプ。連日、平成の怪物の一挙手一投足をメディアは追いかけ、それによって中日のメディア露出は、かなりのものとなっている。
そのキャンプ、第3クール2日目の15日に、ファンを最も沸かせたのは、今季で7年目を迎える、長らく期待され続けてきた「未完の大砲」であった。
高橋周平、24歳。
この日、チームは韓国の起亜タイガースとの練習試合を行った。今季2度目の対外試合だった。高橋は6回の守備から途中出場だったが、そこから申し分ない働きを見せた。6点ビハインドで迎えた6回2死一、二塁で中前適時打。さらに先頭打者で迎えた9回には右翼線への二塁打を放ち、続く阿部寿樹の中前適時打で本塁へと生還した。2打数2安打1打点1得点。途中出場にも関わらず、この日チームが奪った全2得点に絡んだ。
12日に行われた今季最初の対外試合・ハンファ戦でも3打数1安打だった高橋。2試合連続となる安打を放った起亜戦後も、ロングティー打撃などで汗を流すと、「結果が出るのはいいことですけど、やってきた練習を実戦で出せるようにやっています調子とかは今は関係ない。今は自分がアピールするだけ」と語った。