二刀流へ始動の大谷、米メディアは投手推し スプリット「おそらく球界最高」

投打で存在感を放つエンゼルス・大谷翔平
投打で存在感を放つエンゼルス・大谷翔平

「投手か打者か」、米メディアが大谷の起用を検証

 エンゼルスの一員として、二刀流の実現へ動き出した大谷翔平投手。投打で存在感を放つことで現地でも“和製ベーブ・ルース”の挑戦に注目が高まっている。

 投手と打者で大きな戦力となり得る23歳。その中で「ショウヘイ・オオタニはエンゼルスにとって優れた投手、もしくは優れた打者になるだろうか?」との見出しで特集したのは米メディア「ファンラグ・スポーツ」だ。同メディアは大谷に関して、どちらの起用に重点を置くのがチームにとって最良かを分析している。

 記事では成績予測システムの結果を踏まえて、「オオタニは投手として重視されるべき」と言及。打者として「パワーに関しては、驚きで開いた口が塞がらないほど」としながら、空振りや選球眼に触れ、「打撃に才能がないというわけではないが、本質としては『投手・オオタニ』なのである」と指摘している。

 一方、「投手・大谷」については賛辞が並び、速球が100マイル(約161キロ)に達すること、スプリットは「野球界でおそらく最高」で、スライダーは「えげつなく、ユウ・ダルビッシュと類似点があるとされてきた」ことを紹介した。どちらか一つの選択なら、打者としての出場を最小限にとどめるべきとし、エンゼルスにとって「投手・大谷」の力が必要であることも伝えている。

 エンゼルスも現時点では投手スケジュールを優先する方針を示し、マイク・ソーシア監督はオープン戦について投手でデビューさせる見通しを語っている。ただ、打撃練習で見せるパワーは周囲を驚かせ、打者としてもメジャーで十分通用するとの見方も出ているのも事実。早くも「投手か、打者か」の論争が沸き起こる中、大谷はどのような活躍を見せるのか。今後の起用法が注目される。

(Full-Count編集部)

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