「今年こそ“上”で結果を」―日ハム3年目、野手転向の選抜優勝右腕が抱く思い

春季キャンプに臨む日本ハム・平沼翔太【写真:沢井史】
春季キャンプに臨む日本ハム・平沼翔太【写真:沢井史】

入団3年目の平沼「ショートをもっと極めたい」

 選抜優勝右腕が本格的に野手に転向し、3年目のシーズンを迎える。日本ハムの平沼翔太内野手。これまでの2年間は遊撃手としての経験を積み、「動きはほぼ掴めてきました。あとは結果を残すだけ」と本人は言う。

 アリゾナキャンプでは打撃の調子が良く、体の状態も上がっていたが、沖縄入りしてから調子がグッと落ちた。「ストレートに対応できていない。プロにいるのにストレートを打てないなんて話にならないので、まずはしっかりストレートを捕らえられるようにならないと」と前を見た。

 21日のシート打撃では右方向に大きな柵越え打を放った。だが「左方向を狙って打ったのに結果が右。自分の理想の方向に打球が飛んでいないので全然ダメです」と厳しい。

 先日行われた練習試合では三塁手としてスタメン出場した。「サードはショートより細かい動きが少ないので守るとすれば楽だけれど、ショートをもっと極めたい」と“本職”でのレギュラー獲りを見据える。

 目標は開幕1軍。「今年こそは“上”で結果を残したい」。ここまで登りつめられたのは、コツコツと積み重ねた努力と非凡なセンスのおかげ。高校時代は“投”で魅せた平沼が、プロの世界で“打”と“守”で魅了させる日もそう遠くないはずだ。

【動画】高校時代は“投”で魅せた平沼が、プロの世界で“守”で魅了! 平沼が魅せた横っ飛び捕球からの鮮やかなスローイング

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