田中将大、OP戦初登板は未定も…ブーン新監督は称賛「彼は本当に良い状態」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

セベリーノと開幕投手争いへ、実戦初登板は「見極めていく」

 メジャー5年目のシーズンへ、順調にスプリングトレーニングを消化している田中将大投手。2009年以来の世界一へ、大きな期待がかかるシーズンで、ルイス・セベリーノ投手とともに先発ローテーションを牽引する活躍が求められる。オープン戦初登板の予定はまだ立っていないが、今季から就任したアーロン・ブーン新監督が「本当に良い状態」と絶賛したという。地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。

 田中は昨季、浮き沈みの激しいシーズンとなり、13勝12敗、防御率4.74という不本意な成績でフィニッシュ。ただ、シーズン後半から復調すると、ポストシーズンでは圧巻の投球で躍進に大きく貢献した。3試合で2勝1敗、防御率0.90。鬼気迫るピッチングは、辛口のNYメディア、ファンを魅了した。

 今季はセベリーノとの開幕投手争いにも注目が集まるが、調子は上々のようだ。記事によると、ブーン新監督は「彼は今、良い状態だよ。素晴らしい感覚を得てブルペンから出てきていたよ。彼は本当に良い状態で、ボールのリリースが本当にしっかりできているんだ」と称賛。さらに、オープン戦の登板については「彼の最初の登板がいつになるかまだ分からないんだ。そんな先のことにはならないと思う」として「彼にとっての最良のプランがどうなるか見極めていくよ。オープン戦になるのか、それとも実戦形式の練習になるのかね」と見通しを明かしている。

 ジャンカルロ・スタントン外野手を獲得し、打線はメジャー屈指の陣容となった。このまま順調に調整を進めていけば、田中がキャリア最高の成績を残す可能性は大いにありそうだ。

(Full-Count編集部)

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