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DeNAはなぜ左腕を集めるのか? 高田GM、ラミレス監督が明かす意図

「周囲も言っていたけど、左投手は打ちにくいよね」 DeNAのキャンプ地、宜野湾から車でわずか15分の北谷。強豪中日の礎を築きあげ、キャンプで臨時コーチをつとめる“フォークの神様”の杉下茂さんが話してくれた。

ラミレス監督が明かす、左腕の“効果”

 チームを率いるアレックス・ラミレス監督に聞くと…。

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「意識してサウスポー中心のローテーションにしているわけではない。だけど、17年に関してはあの3人が安定していたことが大きい。どんな場面でも信頼して任せることができた。もちろん投手陣を作り上げる際に最も重要なことはバランス。サウスポーだけでなく、そこに右が入ってくることでより強固なローテーションを作ることができるからね」

「やはりサウスポーは打ちにくいと思う。絶対的な数も少ないし、球筋も独特なものがある。どんな打者でも左投手相手にはタフな勝負になることは間違いないからね。ここでは左対左とか、右対左という考えはあまり当てにならない。メジャーでもクレイトン・カーショー(ドジャース)をはじめ、やはりサウスポーが結果を出しているよね」

「うちには左右関係なく良い投手が多い。そういった投手たちが競争をしてローテーションに入ってほしい。そうすれば結果にもつながる。チームを率いる立場として楽しみな投手が多いからね」

 再びサウスポー全盛の時代は訪れるか。

 原点回帰、温故知新、いや、新章開幕か。いずれにせよ、18年ペナントの鍵は左腕たちが握っているのは間違いない。

「横浜の左腕も素晴らしいけど、うちにも良い左腕がいるよ。小笠原(慎之介)や大野(雄大)、故障明けの岡田(俊哉)も良いよ。注目してほしいし、彼らには頑張ってもらわないといけない」

 沖縄本島の西側には左腕の好投手たちがひしめき合い、その爪を研ぎすましている。杉下さんはお互いを意識するかのように、最後に中日のPRも忘れなかった。

(山岡則夫 / Norio Yamaoka)

山岡則夫 プロフィール
 1972年島根県出身。千葉大学卒業後、アパレル会社勤務などを経て01年にInnings,Co.を設立、雑誌Ballpark Time!を発刊。現在はBallparkレーベルとして様々な書籍、雑誌を企画、製作するほか、多くの雑誌やホームページに寄稿している。最新刊は「岩隈久志のピッチングバイブル」、「躍進する広島カープを支える選手たち」(株式会社舵社)。Ballpark Time!オフィシャルページ(http://www.ballparktime.com)にて取材日記を定期的に更新中。

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