鷹16年ドラ1田中正義が24日に紅白戦登板 「置きにいく」は解消できるか

ソフトバンク・田中正義【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・田中正義【写真:福谷佑介】

20日のB組練習試合で2回1失点、3つの三振を奪っていた田中正義

 主力組を相手に出来るA組の紅白戦。若手投手にとっては首脳陣に向けて格好のアピールの場となるチャンスが、5球団競合の右腕にも巡ってきた。2016年のドラフト1位、ソフトバンクの田中正義投手のことだ。

 宮崎キャンプ第5クールが終了し、23日の休日を挟んで、24日からは第6クールがスタートするホークス。そこから3月1日の打ち上げまでは休みなし。「球春宮崎ベースボールゲームズ」が始まり、いよいよ主力選手も対外試合をこなしていくことになる。

 その第6クールの初日となる24日にこのキャンプで4度目となる紅白戦が予定されており、田中正義も登板することになっている。ソフトバンクから発表されている24日のメニューによると、田中は紅組の4番手で登板予定。バンデンハーク、育成2年目の長谷川宙輝、石川柊太とバトンを繋ぎ、最終回の7回1イニングを投げる。

 即戦力の呼び声高く、鳴り物入りでプロ入りした田中。だが、1年目は右肩の故障などで大きく出遅れて1軍登板無し、2軍でもウエスタンリーグ1試合に投げるにとどまった。名誉挽回を狙う2年目の2018年。右手中指に出来たマメの影響で、わずかな遅れは生じたものの、2月20日のB組練習試合JX-ENEOS戦でこのキャンプ実戦初登板を遂げた。

「自分の中で反省するところはある。結果もそうですし、自分への悔しさもある」と振り返った初の実戦登板は6回からマウンドへ。先頭打者をこの日最速タイの149キロで見逃し三振に奪うも、次の打者に中前安打を許して走者を出すと、四球と中飛で走者は三塁へ。ここで自らの暴投で1点を失った。

練習試合では最速149キロも、走者を背負うと140キロ前後に減速

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