オープン戦でも価格高騰! 大谷翔平のデビュー戦チケットが高額で転売

エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】
エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

まずは投手として実戦デビューへ、注目度大で報道陣も殺到へ

 エンゼルス大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、翌日のオープン戦デビューに向けて、軽めの調整を行った。メジャーで“二刀流”実現を目指す右腕は、24日(同25日)ブルワーズ戦に先発し、2イニングもしくは35~40球を投げる予定。まずは投手として、実戦デビューを果たす。

 キャッチボールやダッシュ、壁当てなどを行った大谷は、日頃から「臨機応変に対応していきたい」というソーシア監督の言葉通り、当初予定されていたフリー打撃を行わずに、注目の実戦デビューに備えることに。この日行われたオープン戦初戦は遠征だったため、居残り組となった主力選手らと軽めに体を動かした。

 待望の実戦デビューに向けてファンも加熱している。現地23日午後5時半時点で、試合のチケットは売り切れには至っていないが、価格は高騰。公式チケット転売サイト「StubHub」では、通常30ドル(約3200円)の3塁側(エンゼルス側)フィールドボックス席最前列が、なんと5倍の150ドル(約16000円)で売られている。メディアも大谷デビューに大きな関心を寄せ、球団広報部には現地23日朝の時点で通常より50枚以上多い取材パスの申請が寄せられているという。

 実戦デビューでは、段階を踏みながらも「抑えにいく」と言っていた大谷だが、ソーシア監督は初登板のチェックポイントとして「速球のリリースポイント」を挙げた。「まずは速球のリリースポイントを見たい。速球の制球も見られれば。その上で、カーブなど変化球もまぜていければいい。最初は完璧ではないのは当たり前。ボールが手になじむのは5月くらいだろう」と話し、急がせるようなことはしない。

 開幕までのスケジュールについても大まかな骨子は決まっているようだが、「他の投手と同じように、毎朝の状態をチェックしながら柔軟に対応していきたい」とし、必ずしも6人ローテを前提とした中5試合でマウンドに上がるわけではないとした。

 全米はもちろん、日本のファンも注目する大谷実戦デビューは、24日午後1時10分(同25日午前5時10分)に幕を開ける。

(Full-Count編集部)

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