エンゼルスが銃乱射事件発生の高校に寄せ書き寄贈 大谷は「Stay Strong」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

被害校近隣に住む捕手リベラの発案で寄せ書きバナー制作

 エンゼルスが衝撃の事件に心を痛める高校生のために立ち上がった。先日発生した銃乱射事件で17人が犠牲となったフロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校に、チーム関係者全員がメッセージとサインを書き込んだバナー(横断幕)を寄贈することが分かった。

 発案者は、同校の近隣に住むレネ・リベラ捕手だった。事件が発生したフロリダ州パークランドは全米でも屈指の安全な地域とされていた。マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校には友人らの子供が通い、自身の4歳になる双子の娘たちも将来的には進学する可能性があっただけに、「心が張り裂ける思いだった」と事件発生当時の衝撃を語る。

 凄惨な事件の余波で学校は休校していたが、26日(日本時間27日)からの再開にあたり、「子供たちが少しでも心穏やかになれるように」と、エンゼルス全員のメッセージが入ったバナーの寄贈を提案。チームメイトは「もちろん」と二つ返事で賛同してくれたという。

 クラブハウスの中央にあるテーブルに広げられた約170センチ×約130センチのバナーには「Eagles, We are with you! Angels」という文字が刺繍。大谷翔平投手は左下の角に「Stay Strong!(頑張って)」と英語でメッセージをつづり、その下に背番号「17」とサインを添えた。

 オープン戦初戦を迎えた23日(同24日)には、メジャー全30球団の出場選手が同校の帽子をかぶり、追悼セレモニーを行った。

(Full-Count編集部)

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