大谷翔平、エ軍ローテ右腕も魅了　米ラジオ番組で絶賛「天才」「とても謙虚」

25日に投手でオープン戦デビューへ、シューメーカーが絶賛「彼は興奮をもたらしている」

　エンゼルスの大谷翔平投手が24日（日本時間25日午前5時10分開始）のブルワーズ戦で、投手としてオープン戦デビューを飾る。先発として2イニングを投げる予定。日本だけではなく、全米の注目が集まる“初登板”となる。キャンプ開始後、投打両方でチームメートを魅了している大谷について、先発ローテーションの柱の一人であるマット・シューメーカー投手は地元ラジオ番組で「彼は天才」と絶賛している。

　いよいよベールを脱ぐ「投手・大谷」。その才能は、キャンプインからわずか10日間で新たな同僚たちを虜にしている。初めてブルペン入りした15日（同16日）には、ボールを受けた正捕手のマーティン・マルドナドが「ストライクをたくさん投げていたし、ノビがある球だった。とても感心させられたよ」と絶賛。さらに、マイク・ソーシア監督は「走塁を見ても、ドリルを見ても、直感力が冴えていることが分かる。反応の仕方が素晴らしい」と驚きを隠せなかった。

　さらに、野手組が合流した19日（同20日）に初めて大谷のフリー打撃を目の当たりにしたスーパースターのマイク・トラウト外野手は「アンビリーバブルパワー。彼が100％の状態になったらどうなるのか考えざるを得ない」と驚愕。22日のフリー打撃で420フィート（約128メートル）先にある約10メートルのバックスクリーンを軽々と飛び越える一発を放つと、マルドナドが「オオタニ、君はコルクバットを使っているのかい？」と冗談交じりでバットをチェックしたという。

　そして、ともに先発ローテーションを形成することになるシューメーカーも大谷を絶賛している。2014年には16勝4敗、防御率3.04の好成績を残した右腕は、MLBネットワークのラジオ番組に出演。その中での発言が公式ツイッターで紹介されている。

「彼は天才だ。才能が備わっている。それでいて彼はとても謙虚な人間なんだ。ここ数週間で、彼のことを知れてとてもクールな気分だ。彼は興奮をもたらしているよ」

　シューメーカーは、圧倒的な能力に一目を置きつつ、その人間性も称賛。大谷の魅力は「投」「打」「走」だけではない。新たなチームメートに支えられながら、二刀流右腕はメジャーデビューへの準備を着々と進めている。

（Full-Count編集部）