開幕後は「打者・大谷」を“フル活用”へ ブルペン投球後の出場も「問題ない」

エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】
エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

メジャーのスケジュールは過酷も…積極的に「打者・大谷」を起用する方針

 エンゼルスの大谷翔平投手がメジャーでも二刀流を続けられるのか、大きな注目が集まっている。最大の“壁”となるのが、日本よりも厳しいスケジュールだろう。広いアメリカを移動し続けることに加え、日本のように月曜日がオフということもなく、過酷な連戦が多い。エンゼルスは通常よりも1人多い先発6人制を採用する方針だが、それでも登板間隔は基本的に中5日とNPB時代よりも1日短くなる見込みだ。

 日本時代と同様、登板間では打者として出場しながら、投手としての準備を進めていくことになる。当然、ブルペンでの投球練習も入ってくるが、そのために野手としての出場を制限することはないと、エンゼルスのビリー・エップラーGMが明かしたという。地元紙「オレンジ・カウンティー・レジスター」が伝えている。

 記事では「大谷の日々のルーティーンに関しては、水曜日に彼はブルペン入りし、“軽めの”打撃練習を行ったとソーシア監督は語った」とレポート。28日(日本時間1日)の練習で、大谷は投球と打撃の両方を行ったという。さらに、「ソーシア監督はスプリングトレーニング中は大谷がブルペン入りの日に打線に名を連ねることはないと語ったが、エップラーGMはシーズン中は必ずしもこの次第ではないとした」とも言及している。

 エップラーGMは「彼がブルペン入りの日に野手として出場することも問題ない」と明言したといい、エンゼルスが積極的に「打者・大谷」を起用する方針であることがうかがえる。

 記事では、大谷が次回は2日(同3日)のブルワーズとの「B game」に登板する予定であることも紹介。次に打者として出場するのは、早くても登板2日後の4日(同5日)になる見込みだという。キャンプを消化しながら、エンゼルスは二刀流の最高の起用法を模索している。

(Full-Count編集部)

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