早くも存在感、ハム清宮は1年目から輝くか 過去の球団高卒ドラ1野手はどうだった?

陽と中田は1軍出場なし

 その一方で陽と中田は1年目に1軍出場がなかった。陽の1年目は2軍戦に積極的に起用され、チーム最多の91試合に出場。本塁打もチームトップタイの9本塁打をマークした。当時の守備位置は現在の外野ではなく遊撃だった。2軍で実戦経験を積んだ陽は、13年に盗塁王を獲得するなど、北海道日本ハムを代表する選手に成長した。

 高校通算87本塁打を放った中田も入団当時、清宮と同じくらいの盛り上がりを見せた。中田はオープン戦で本塁打を放ったが、開幕1軍を掴むことができず2軍スタート。2軍では出場試合数こそ56試合だったが、11本のアーチを描き、持ち前のパワーを発揮した。中田は翌09年2軍で本塁打と打点の2冠王に輝くと、10年に1軍でプロ初本塁打を含む9本塁打を記録。11年にレギュラーに定着し、14年からは3年連続で100打点をマークするなど球界を代表するスラッガーとなった。

 清宮は陽岱鋼、中田らと同じように2軍で経験を積むのか、それとも大谷のように1年目から1軍でプレーし成長していくのか――。栗山英樹監督がどのように決断するか注目だ。

〇北海道移転後の日本ハム高卒1年目野手の成績

陽仲寿 2005年高校生ドラフト1位(当時の登録名)
91試合351打数96安打9本塁打35打点 打率.274【2軍】

中田翔 2007年高校生ドラフト1位
56試合196打数50安打11本塁打31打点 打率.255【2軍】

大谷翔平 2012年ドラフト1位
77試合189打数45安打3本塁打20打点 打率.238

渡辺諒 2013年ドラフト1位
2試合5打数1安打0本塁打0打点 打率.200

清宮幸太郎 2017年ドラフト1位

【動画】大歓声を浴びて本拠地デビュー! プロ初スタメンの清宮がフェンス直撃の二塁打を放つ!

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