田中将大、OP戦初登板で2回途中4失点 超有望株に被弾「ミスが多かった」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

センターへの痛烈な本塁打浴びる、「次に向けてしっかり取り組みたい」

 ヤンキースの田中将大投手は2日(日本時間3日)、ブレーブス戦でオープン戦初めてのマウンドに上がり、1回1/3を4安打4失点1奪三振1四球という内容だった。初回に超有望株のロナルド・アクーニャJrにセンターへの2ランを浴びるなど3失点。2回にもタイムリーを浴びたところで降板となった。登板後には地元テレビ局の取材に対して、制球が甘かったと振り返った。

 田中は初回、先頭インシアーテを空振り三振に仕留めるも、アルビーズに四球を与える。続く主砲フリーマンは左飛に仕留めたが、カマルゴにはライト線への適時二塁打を浴びた。

 さらに、続くアクーニャにはカウント1-1から高めに浮いた速球を捉えられ、センター右への2ランを被弾。今年のメジャー若手有望株ランキングでは、大谷翔平(エンゼルス)がMLB公式サイトで1位になるなど注目されているが、このアクーニャも権威ある野球専門誌「ベースボール・アメリカ」では1位に選ばれている超逸材だ。

 続くカルバーソンは遊ゴロで3アウト。2回も続投した田中は、先頭デッカーにライトへの二塁打を許す。ジャクソンは遊ゴロも、ライリーにはセンターへの二塁打を浴びて4失点目。ここで降板となった。

 試合後、地元テレビ局「YES」のインタビューに応じた田中は、ボールが高めに浮いていたことを指摘されると「そうですね。ロケーションも良くなかったし、コントロールミスした球がやっぱり多かったので、だからこういう結果になったと思っています」と淡々と振り返った。

 もちろん、まだオープン戦初戦。好成績を残して開幕を迎えた昨年とは全く違うスタートとなったが、現時点での結果に大きな意味はない。それだけに「なぜそうなってしまっているかは、この登板間隔で次に向けてしっかり取り組んでいって、次の試合に臨めたらいいなと思います」と話した。

 昨季はポストシーズンで圧巻の投球を見せたが、レギュラーシーズンではアップダウンが激しく、13勝12敗で防御率4.74という不本意な成績に終わった。「やはり昨シーズン、自分としては悔しいシーズンだったので、コンスタントにしっかりいい投球していい年にしたいと思っています」。悲願の世界一へ、課題を修正しながら開幕を迎えたい。

【動画】超有望株に被弾した田中将大

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