激しさ増す中継ぎ左腕争い ホークス飯田が1回3Kの猛アピール「腕が振れた」

ソフトバンク・飯田優也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・飯田優也【写真:藤浦一都】

納得の15球に「キャンプでやってきたことが出せた」、嘉弥真&長谷川宙も好投

 3日、阪神とのオープン戦で4番手として登板したソフトバンクの飯田優也投手が、3者連続三振を奪って1回無失点の好アピール。「キャンプでやってきたことが出せた」と満足気に語った。

 ヤフオクドームに「六甲おろし」が鳴り響いた直後の7回表、飯田が4番手としてマウンドに上がった。対する打者は北條史也、糸原健斗、中谷将大といった期待の若虎たちだ。

 飯田は北條を6球で見逃し三振に打ち取ると、糸原はストレートで空振り三振、中谷はチェンジアップで泳がせて空振り三振に仕留めた。球速のMAXは142キロだったが「スピードはこれからおいおい(上げていく)。それよりも指にかかっているかが一番大事」と飯田。「投げ急ぐこともなかったし、腕も振れて自分のフォームで投げることができた。やっと練習していることが出せた」と納得の表情を浮かべた。

 8回には嘉弥真新也が登板し、こちらも打者3人を簡単に料理。飯田の前には育成左腕・長谷川宙輝が併殺打を奪うなどアピール。この日は登板がなかったモイネロや笠谷俊介などを含め、中継ぎ左腕争いはオープン戦でさらに激しさを増す。その中でのパーフェクトアピールは、飯田にとって大きな自信となったはずだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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