日本ハム、ドラ7東大出身左腕が“初1軍体験” 「早く呼んでもらえるように」

日本ハム・宮台康平【写真:石川加奈子】
日本ハム・宮台康平【写真:石川加奈子】

キャンプ中に腰痛を発症も、投球練習は再開

 日本ハムのドラフト7位ルーキーの宮台康平投手が3日、札幌ドームで行われた1軍練習に初めて参加した。

「今日は雰囲気をつかむことが目的です。本来なら1軍に帯同して来ることができたら良かったですが。みんな集中して、1個1個のことをメリハリつけてやっていました」。東大出身左腕は練習しながら周囲を観察し、1軍の雰囲気を全身で感じ取った。

 札幌ドームに足を踏み入れるのは、昨年11月のファンフェスティバル以来。グラウンドキーパーに許可を取ってマウンドの感触も確かめた。「硬かったし、独特です。(ホームベースの)奥も広いし、外野も広い。(雰囲気に)飲まれないように、イメージしながらやっていきたい。ここで投げることが目標ですから」と観衆で埋まったスタンドまで想像して、脳裏に焼き付けた。

 キャンプ中に腰痛を発症した左腕は、2月下旬から投球練習を再開。すでに捕手を立たせて2度ブルペン入りしている。「次は座らせる、次は打撃投手と段階を踏んで、再発しないようにやっています。(実戦登板する時期を)逆算というよりは、1個1個クリアしていきます」と現状を説明した。

 前夜、札幌市内のホテルで開催された激励会と、この日のロッテとのオープン戦前の新人選手紹介への出席の合間を利用しての“1軍本拠地体験会”。「早く呼んでもらえるようになりたいという気持ちになりました」とあらためて大きなモチベーションになった。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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