呉昇桓の決め球スライダーにWBCのMVP右腕も感心「明らかに感銘」「絶賛」

「オのスライダーは、2017年に味わった苦戦の一番の理由だった」

 呉昇桓は阪神を退団後、2016年にカージナルスに加入。初年度はシーズン途中からクローザーを任されるなど、76試合登板で6勝3敗19セーブ14ホールド、防御率1.92と快投を続けたが、昨年は62試合登板で1勝6敗20セーブ7ホールド、防御率4.10と成績を落とし、オフに契約満了でFAとなっていた。

 記事では、「オのスライダーは、2017年のカージナルスで味わった苦戦の一番の理由だった」と指摘。昨季はスライダーによる空振り奪取率が急降下し、コンタクト率が急上昇したという。「それら問題の大部分としては、スライダーが前年のように沈むかわりにホームベース付近に留まってしまう傾向がオにあったからである」ともしている。2年目に成績を落とす原因となった決め球の出来は、復活へ向けて大きな要素の1つとなるだけに、投球練習で質の高いボールを投げていることは「ブルージェイズにとっては特に素晴らしいニュース」だというのだ。

 ウォーカー投手コーチは記事の中で「ホームベースに来るスライダーに関しては明らかにミスだったと思う。スライダーでもう少し隅を有効に使う必要があるね。その投球によって、彼は痛い目に遭ったんだと思うよ。彼は調子が凄くいいと言っていたから、彼を試合で投げさせることを望んでいるよ」と大きな期待を寄せている。「ファイナルボス」への評価はまだまだ高い。

(Full-Count編集部)

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