初合流のイチロー、6年の空白期間も一気に溶け込む 同僚も歓迎「ワクワク」

マリナーズの練習に合流したイチロー(右)とゴードン【写真:盆子原浩二】
マリナーズの練習に合流したイチロー(右)とゴードン【写真:盆子原浩二】

マリナーズの練習に初合流のイチロー「もうすでにチームメイトな感じ」

 自身18年目となるメジャーキャンプを迎えたイチロー。8日(日本時間9日)に米アリゾナ州ピオリアにあるキャンプ施設でマリナーズの練習に初合流し、守備や打撃の練習をこなしていった。練習後には「いろんなことは変わりましたけど、景色はそんなに変わらないですね。居心地というか気持ちいいですね」と、約6年ぶりに戻ってきた古巣への愛情をにじませた。

 44歳で復帰を果たしたベテランを周囲はどう受け入れたのか。球団公式サイトが「マリナーズはイチローをキャンプの初練習に迎え入れた」との見出しで伝えている。

 記事ではヤンキース時代のチームメイトであるロビンソン・カノとハグを交わしたことを紹介。また昨季までマーリンズでもチームメイトだったディー・ゴードンが歓喜した様子を伝えている。ゴードンは新天地で内野手から外野手にコンバートされており、イチローから学ぶことを計画しているという。

 ゴードンは記事の中で「彼は僕に教えてくれるものがあるんだよ。素晴らしいことだね。外野のことに関して彼から学べるチャンスがあることに、すごくワクワクしているよ。間違いなくね。何かしら常に彼から知識を借りてきたんだ。僕から邪魔をされることに、彼は慣れていると思うよ」と語っている。

 イチロー自身、「チームの空気なのかな。去年対戦して外からしか見ていないんですが、その印象とはだいぶ違う。もうすでにチームメイトな感じがしてるのは僕だけなのかなあ、苦笑。どうですかね」と語っており、チームにすっかり馴染む様子。打撃練習中にはファンから拍手が沸き起こり、サインにも応じて初日を終えた。

 6年の空白期間を感じさせないイチローとマリナーズ。数日後に予定されている実戦デビューではさらなる盛り上がりを見せるに違いない。

マリナーズ入団会見を行ったイチロー

(Full-Count編集部)

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