イチロー初戦は無安打も、指揮官「良く見えた」 開幕後は下位打線で起用へ

シーズン中は下位打線で起用へ、「彼の経験に基づくことを聞いていきたい」

 試合前には、初めて背番号51が入ったラインナップに「イチローが加わってくれたことを嬉しく思う」と話していた指揮官。打席数をこなす必要があるオープン戦ということで、“定位置”の1番に入れたが、シーズン中の起用法はすでに頭に描いているようだ。

「おそらく下位打線を打つことになるだろう。上位は固めておきたい。ディー(ゴードン)は調子が良い。そして、イチローはそれを理解している。彼はチームを勝たせるために何が必要かを理解し、してくれることがとても多い。周りに良い影響を与えたり、良い守備をしたり、ヒットを打ってくれると思っている」

 マーリンズで多くの若手がイチローを慕っていたように、戦力としてだけでなく、偉大な選手としてチームへの影響力の大きさに期待し、「他には、彼の経験に基づくことを聞いていきたい」とも。もちろん、まだ加入したばかりだけに、指揮官は「まずは彼にもう少し慣れてほしい。走塁面などで彼に助言をもらったりはしている。だが、まずは慣れることだ」と言う。その存在感は、さらに大きくなっていきそうだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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