イチロー、“復帰戦”後の一問一答 「人の思いに応えたい」「感慨深い」

大歓声を浴び打席に立ったマリナーズ・イチロー【写真:盆子原浩二】
大歓声を浴び打席に立ったマリナーズ・イチロー【写真:盆子原浩二】

3打数無安打もまずまずのスタート「このユニフォームを着られてね」

 11日(日本時間12日)のレッズ戦で、マリナーズ復帰後初のオープン戦出場を果たしたイチロー外野手。「1番・左翼」で3打数無安打2三振と初ヒットは生まれなかったものの、まだまだこれが“スタート”。第1打席では自信を持って見送ったボールがストライクと判定され、場内からブーイングが起こる場面もあった。3打席で相手投手に20球を投げさせたように、実戦感覚を取り戻している段階だ。

 この日はイチローがクラブハウスからカートで現れ、ダグアウトに向かったところで大歓声。スタンディングオベーションや、打席に入った際の「イチローコール」など、球場は熱気に包まれた。交代するまでは、まさに“イチロー祭り”となった復帰戦。本人はあらためてファンのためにも全力を尽くすことを誓った。

 以下はイチローのオープン戦初出場後の一問一答。

――久しぶりのゲームはどうでしたか?

「いやまあ、もうこのユニフォームを着られてね。練習で着てなかったので、今日初めてですよね。まぁやっぱり色んなことを経験して、またここに戻ってきたことは感慨深いです」

――ユニフォームに袖を通してどうでしたか?

「袖を通して、スパイク履いて、キャップ被って、全部制服として揃ったときにね。袖通しただけではなかなかそうならない。ユニフォームとして揃ったときはそうですよね」

――球場にカートが入ってきたときに空気が変わりました。どう感じましたか?

「いやまあ、説明いらないんじゃないですか、そんなん(笑)」

感触は上々「今日でグッと上がったはず」

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