ホークス、6戦白星なくOP戦2勝5敗1分 工藤監督「課題が見つかるほうが…」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

2年連続日本一目指す王者の調子がなかなか上がらず「噛み合えば苦労しない」

 2年連続の日本一を狙うソフトバンクの調子が、なかなか上がってこない。14日、本拠地ヤフオクドームで行われた巨人とのオープン戦。先発のバンデンハークが、ゲレーロに2打席連続本塁打を浴びるなど3失点。2番手の飯田優也、3番手の田中正義も2点ずつを失って敗戦。これで引き分けを挟んでオープン戦5連敗となった。

「同じバッターに同じように打たれるのは良くない。交流戦でも対戦するし、いいイメージよりも、嫌なイメージを持ってもらった方がいい」と、工藤公康監督が苦言を呈したのは、バンデンハークがゲレーロに打たれた2本の本塁打。初回2死三塁で真ん中に入った真っ直ぐを左翼ホームランテラス席に運ばれると、4回の第2打席はカーブを左翼スタンドへと運ばれた。右腕は4回3安打3失点で球数が74球に達し、この回で降板した。

 打線は初回に今宮健太が先頭打者本塁打。4点ビハインドで迎えた8回には、巨人の守護神カミネロを攻めたて、中村晃の右前適時打、高田知季の一塁への適時内野安打などで3点を返したが、反撃も及ばず。この日は内川聖一と、デスパイネがオープン戦初出場。一時の貧打も解消されつつあるが、投打の歯車はなかなか噛み合わない。

 6試合白星がなく、オープン戦は2勝5敗1分に。工藤監督は「噛み合えば苦労しないよ。課題が見つかるほうがいい。課題が見つかる中で、何を身につけていくかをやっていったほうがいい」と語り、現状を前向きに捉えていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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