イチローの負傷交代に実況困惑「筋肉の張りなど最も予想がつかない選手…」

入団会見から7日、解説は「怪我の予防」との見通し

 イチローといえば、44歳ながらも故障知らずの鉄人として有名だ。昨年所属したマーリンズでは、スプリングトレーニングの守備練習で同僚と交錯して脇腹を痛めるアクシデントが発生したが、クラブハウスや試合中にも入念なストレッチを欠かさず。特に筋肉系のトラブルとは無縁だっただけに、実況は「イチローは筋肉の張りを覚えるとは最も予想がつかない選手です。彼のストレッチのルーティンはあまりに有名ですからね」と驚きを隠せなかった。

 ブロワーズ氏は「(キャンプで)彼はあまりプレーしてきませんでした。そして、すぐに試合に出場しています。フィールドに立たないとわからないこともあります。(途中交代は)怪我の予防という意味だと思います。問題ないでしょう。1、2日で復帰すると思いますよ」と分析。イチローが古巣マリナーズに6年ぶりの復帰会見を行ったのが現地7日。それからまだ7日しか経っておらず、十分な調整時間もないままに実戦に突入していた。 

 外野手ベン・ギャメルの負傷をきっかけに、イチローの復帰が決まったように、今春のマリナーズには怪我人が続出している。この日は正遊撃手のジーン・セグラが右太もも裏の張りを訴えて4回守備で途中交代。地元ラジオ局「ESPNシアトル」で司会を務めるマイク・ソーク氏のツイッターによれば、開幕ロースター入りが期待される25選手の44%、実に11人が負傷したという。怪我に取り憑かれた感のあるマリナーズだが、開幕に間に合わせることはできるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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