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広島の強さを支える充実の捕手陣 バッテリーコーチが抱える嬉しい悩み

強力投手陣、伸び盛りの若手。リーグ3連覇を目指すカープには好材料が揃う。そして捕手陣のレベルの高さからも目が離せない。

レギュラーを目指す坂倉、好調を維持するベテラン石原

 ドラフト1位指名の大物ルーキー中村とともに、将来のカープを担う捕手として期待されているのが坂倉。高卒1年目の17年は2軍ながらウエスタン2位となる打率.298をマーク。1軍でも初安打を放つなど、非凡な打撃センスを見せつけている。あとは捕手としての技術、配球、そして経験値の部分だろう。キャンプから連日のように鍛え上げられ、練習を上がってくるのも最後から数えた方が早い。練習終了後の日課には先輩たちのギア磨きもあった。 

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「1軍でのギア磨きは正直、楽です。汚れが少ないんですよ。技量があるというか、動きにムダがないから泥が付かないのもあるんでしょうね。それに比べると僕のはまだまだです」

「当たり前ですけどアマチュアとは比較にならない。フィジカル、技術、メンタル。とにかく打つだけでなく、捕手は守れないと意味がないのでね。少しでも上達するようにやるだけです。そうじゃないと試合には出られないですから」

 リーグ3連覇を狙う強豪カープ。レベルの高い環境で日々、成長を重ねている。

 ただ、そんな中で好調をキープしているのが17年目の石原だ。まずは坂倉が語っていたギアのことを聞いてみた。

「そんなこと言っていたの(笑)。それはわかんないなぁ。でもボールを止める時には身体を使わないといけないけど、1試合は長いからね。捕球だけでなくて止めるのにも技術が必要。そういった部分もあるのかなぁ」

「ここまでは本当に順調。まだまだ試合に出たいからね。経験を若い捕手に伝える立場というのはわかっているけど、僕もまだまだ現役ですから」

 どのような組織でも競争があると強い。お互いが切磋琢磨することでレベルアップし、当然、チーム力も上がる。カープの強さの大きな要因の1つが捕手の充実度であるのがよくわかった。3月30日、開幕スタメンのマスクを誰がかぶっているのか、楽しみだ。

(山岡則夫 / Norio Yamaoka)

山岡則夫 プロフィール
 1972年島根県出身。千葉大学卒業後、アパレル会社勤務などを経て01年にInnings,Co.を設立、雑誌Ballpark Time!を発刊。現在はBallparkレーベルとして様々な書籍、雑誌を企画、製作するほか、多くの雑誌やホームページに寄稿している。最新刊は「岩隈久志のピッチングバイブル」、「躍進する広島カープを支える選手たち」(株式会社舵社)。Ballpark Time!オフィシャルページ(http://www.ballparktime.com)にて取材日記を定期的に更新中。

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