大谷翔平はマウンド上で「逃げ腰になっている」 米スカウトが厳しい指摘
ロッキーズ戦では2回に突如乱調に「彼自身を信頼していない傾向がある
同氏によると、スカウトは大谷が初回に97マイル(約156キロ)、98マイル(約158キロ)の直球を投げながら、2回に入って球速が大幅に下がったことに注目していたという。そして、それは精神的な部分に理由があるのではないと推測されている。
「オオタニは強烈なカーブを投げていました。その球はとても素晴らしく、ロッキーズの多くの打者たちを欺いていました。問題は2回に球速が突如、93~94マイル(約150~151キロ)に下がったことです。メジャーの打者たちにとっては大きな違いとなります。他にも、彼がトラブルに陥っているとき、彼は逃げ腰になって彼自身を信頼していない傾向があるのです。もし彼がもっと彼自身を信頼をしていたら、更に成功していただろうというのが、スカウトの話でした」
ゴメス氏はこのように言及。大谷自身、登板後に「(2回は)1イニング目よりしっかり腕を振っていなかった。そこじゃないかと思う」と話していたが、スカウトはその“違い”の要因について「彼が彼自身を信頼していない」と指摘していたという。ボールやマウンド、環境が変わり、適応段階にあるだけに、二刀流右腕もまだ探り探りの状況のはず。だからこそ、もう少し時間が必要なのか、それとも開幕までに適応できるかに大きな注目が集まっている。ここまでの結果を見れば、スカウトの「1Aで(シーズンを)始めるべき」という率直な意見も、決して厳しいものではないのかもしれない。
開幕まで2週間を切った。現地のスカウト、メディアは大谷の能力には太鼓判を押しているだけに、どこまで適応できるかがポイントとなる。
(Full-Count編集部)