鷹の開幕投手・千賀が右上腕張りで3回降板 工藤監督「予定は変わっていない」

ソフトバンク・千賀【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・千賀【写真:藤浦一都】

4回終了で交代した中村晃は臀部の張り、指揮官「大事を取って」

 23日、広島とのオープン戦に先発したソフトバンクの千賀滉大投手が、3回48球で緊急降板した。工藤公康監督は試合後に「右の上腕に張りがあるということなので大事を取った」と予定外の早期降板の理由を明かした。

 開幕投手に決定している千賀にとっては、開幕戦を1週間後に控えたオープン戦最後の登板。この日は100球前後を投げると予定だったが、その半分ほどの3回48球で降板。4回からは、2番手の石川柊太がマウンドに上がった。

 千賀は、降板後に広報を通じて次のようなコメントを発表した。「今日は、開幕戦のつもりでマウンドに立ちました。初回に失点してしまうと、むこうに流れ、勢いを与えてしまうので、先に失点してしないようにしないといけない。開幕までにしっかり調整します」。その千賀の状態が判明したのは試合後の工藤公康監督の囲み取材だった。

 「右の上腕に張りがあるということだったので、投げられないことはないが止めときましょう、と代わってもらった」と工藤監督。「3回で降りたのが計算外であることは間違いないが、張りが取れて元の状態に戻れば投げられないわけじゃない。(開幕戦の登板は)今のところ予定は変わっていない。少しでも気になるところがあるなら早めに治してもらえればいい」と、あくまでも軽症であることを強調した。

 また、「6番・左翼」でスタメン出場していた中村晃も5回の守備から福田秀平に交代した。工藤監督は「臀部に張りがあって、ちょっと気になるということだった。初めての場所でもあるので大事をとってということ。シーズン中であれば(続けて)出ていたと思う」と、こちらも開幕に向けて万全にするための交代であることを明かした。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY