イチローとゴードン、新加入コンビに若手有望株が感銘「希望と自信をくれる」

イチローの内野安打集「何度見たかわからない」

 ゴードンからイチローとの関係をつないでもらったというミラー。メジャーでも指折りのスーパースターから教えを受けることが可能になり、記事中で、その貴重な経験について、以下のように語っている。

「彼(イチロー)はお気に入りの選手だったんだよ。彼のルーキーシーズンの2001年から見ているし、ユーチューブで彼の内野安打集動画もあったんだ。何回その動画を見たか、もう分からないよ。その頃の自分も似たような打者だったんだ。全部内野安打。彼に出来るんなら、自分でもできるだろう、という感じだったんだ」

 ミラーはまたゴードンについても、その存在の大きさを語っている。

「彼はとても丁寧に教えてくれているよ、自分が期待していた以上に。守備などに関してもそうだし、打席でのことや、ルーティーン、毎日の準備のためにするべきことなどね。彼と共に過ごすのは、とても有益なことなんだ。何度かバントの練習も一緒にしたけど、彼はバットを持った魔法使いだよ。彼は練習でも試合のように取り組むんだ。だから実際の試合の時に落ち着いた対応ができる。バントは自分も過去数年取り組んできて、一生懸命やっていると思っていたけど、彼の取り組み方には遠く及んでいなかった。そういう意味でも目からウロコだったよ」

 マーリンズからトレードでマリナーズに加わったゴードンと、3月に入ってからマリナーズへの電撃復帰を果たして再び師弟関係が結成されたイチロー。2人の存在感の大きさは、プレーだけにとどまらないよう。「バントや盗塁など、スピードを活かしたプレーで評価されている彼らのような選手たちを見ていると、『君だってこういうことができるさ、そして評価もしてもらえる』と言われるような気持ちになるんだ。希望と自信を与えてくれるんだ。それに何より、彼らは人間性も素晴らしいというのが、本当に素晴らしいよ」とも、ミラーは語っている。

 イチローはマリナーズ加入後に右ふくらはぎの張りや頭部死球などアクシデントが相次いでいるが、その存在がチームにもたらすものは計り知れないほど大きいようだ。

(Full-Count編集部)

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