中日・吉見に厳しい現実 2回4失点に「なんで打たれるんだろう…」

中日・吉見一起【写真:荒川祐史】
中日・吉見一起【写真:荒川祐史】

松坂の2番手として6回から登板、1イニング目に5安打で4点を失う

 復活を目指す中日の吉見一起投手に厳しい現実が突きつけられた。25日、本拠地ナゴヤドームで行われたロッテとのオープン戦。先発した松坂大輔投手に続く2番手として6回からマウンドに。松坂とともに復活を願うファンから大きな拍手で送り出されたが、結果は残酷なものとなった。 

 1点ビハインドの6回に登板した吉見だったが、次々にそのボールが弾き返された。先頭の井上は見逃し三振に切ったが、そこから鈴木、菅野に連打を浴びると、1死一、三塁から重盗を決められて1失点。さらに田村に中前適時打。加藤に右前安打で繋がれると、荻野貴には中前へ2点適時打を許した。 

 この回まさかの5安打を集められて、4失点。2イニング目の7回は内野ゴロ3つで3者凡退に抑えたが、2回5安打4失点と厳しい結果となった。ローテ入りを目指す右腕は試合後、「結果なんで、全ては。それだけで今日はバツですね。投げている感じとしては悪くないんですけど。体は動いているし、投げられている。何で打たれるんだろうという気分なんです」と結果に結びつかない現実に、困惑のコメントを残した。 

 3月18日のウエスタンリーグ広島戦(ナゴヤ)では7回4安打無失点と好投していた吉見。右腕の投球について、森繁和監督は「彼も先発要員としての調整。イニングの頭からいくのは分かっている。1イニング目のつもりでいったということになれば、立ち上がりに失敗したということでしょう。次ないようにしないといけない。リリーフで出したつもりはないんでね。いろんなことを感じていると思いますけどね」と語っていた。 

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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