「体と心の回復につとめます」退団発表のホークス川崎、三笠取締役のコメント全文

ソフトバンク・川崎宗則【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・川崎宗則【写真:藤浦一都】

昨オフから契約が未更改となっており、球団行事も欠席していた

 ソフトバンクは26日、今季の契約が未契約となっていた川崎宗則内野手が退団すると発表した。

 昨夏に両アキレス腱痛でチームを離れた川崎。復帰を目指してリハビリを行い、9月23日のウエスタンリーグ阪神戦(タマスタ筑後)で実戦復帰を果たしたが、初球先頭打者本塁打を放った際に再び足を痛めて再離脱していた。その後は心身に変調を来し、一時は入院していたこともあるという。
 
 昨秋の球団行事やイベントは全て欠席。契約未更改のまま年を越し、キャンプ、オープン戦も終了した。球団側は、チームに不可欠な存在として川崎の回復を待つつもりだった。保留者名簿にも載せ、コンタクトも重ねてきていたが、開幕を目前に控えて退団することとなった。

 川崎は球団を通じてコメントを発表。あわせて三笠杉彦取締役球団統括本部本部長もコメントを出した。以下、両者のコメント全文。

川崎宗則
「昨年の夏場以降からリハビリを続けてきましたが、同時に自律神経の病気にもなり、身体を動かすのを拒絶するようになってしまいました。このような状態で野球を続けるのは、今の自分には考えられません。悩んだ末、この度、ホークス球団と協議して自由契約という形で、野球から距離をおいてみようと決断しました。川崎宗則が元気でプレーする姿を楽しみに待ってくれている皆様には、本当に申し訳ない決断ですが、今は環境を変えて、じっくりと体と心の回復につとめます。たくさんの皆さんに心配をかけたことを申し訳なく思っています。同時に、たくさんの皆さんに応援して頂いていることに心から感謝しています。本当にありがとうございます」

三笠杉彦取締役球団統括本部本部長
「当球団としましては、川崎宗則選手に対して、2018年シーズンも継続してホークスにて活躍していただきたい旨をお伝えし、話し合いを続けてまいりましたが、川崎宗則選手本人の意思を最大限に尊重することとして、今回の結論に至りました。一旦、自由契約の手続きをとりますが、今後も川崎宗則選手本人との話し合いは続け、引き続き、福岡ソフトバンクホークスのみならず、野球界に貢献いただけるような形となるように、検討してゆきたいと思います」

(Full-Count編集部)

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