ホークス、堀内と支配下契約　苦しい捕手事情を反映、“飛び級”で開幕1軍も

三笠統括本部長「日本一になるために堀内選手の力が必要だと判断」

　ソフトバンクは27日、育成の堀内汰門と支配下契約したことを発表。背番号は131から39に変更となった。　

　堀内は育成4年目の21歳。昨シーズンは3軍戦63試合に出場し、打率.286、1本塁打、11打点を記録。2軍公式戦の出場は1試合のみで1打数1安打。野球に対する真摯な姿勢はベテラン・攝津正にも認められ、毎年グアムの自主トレに同行している。今年の春季キャンプから頭角を現し、オープン戦では右親指を脱臼しながらもすぐに実戦に復帰した。　

　三笠杉彦統括本部長は「オープン戦を通じてしっかりとしたパフォーマンスを見せ、首脳陣の評価も高い。捕手にケガ人が出ているという状況も踏まえ、日本一になるために堀内選手の力が必要だと判断した」と、支配下契約に至った経緯を説明した。　

　背番号39のユニフォーム姿で会見に臨んだ堀内は「一番最初に母親に連絡して『ありがとう』と伝えました。今までお世話になった人たちに感謝しながら、周りの期待に恥じないプレーをしていきたい」と抱負を語った。