大谷翔平、初のオープン戦2戦連続H 指揮官も評価、適応の跡を「目撃できた」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷がドジャース左腕ヒルから左前安打

 26日(日本時間27日)のドジャース戦で2試合連続となるヒットを放った大谷翔平投手。「8番・DH」でスタメン出場し、第2打席で先発左腕ヒルから左前安打を放った。オープン戦で苦戦していたが、徐々に適応しており、試合後、マイク・ソーシア監督も手応えを口にした。 

 打者としてオープン戦11試合目の出場となったこの日、大谷は2回2死一塁の第1打席で三飛に終わったが、4点リードの4回先頭の打席で左前に安打を放った。その後の6回の第3打席でも救援右腕のバエツから痛烈なライナーをマーク。結果は一直だったが、徐々に調子が上向いている様子をうかがわせた。この日は8回の第4打席では空振り三振で、4打数1安打、打率は.125となった。 

 大谷はオープン戦デビューとなった先月26日(同27日)のパドレス戦でいきなりセンターへ適時打を記録。しかしその後は続かず、次のヒットが生まれるまで12打席、16打席と間隔が空いた。打率も一時は1割を切るなど苦戦していたが、この日は3月20日(同21日)のダイヤモンドバックス戦に続きオープン戦2戦連続のヒット。右足を大きく上げないノーステップに近い打法で打席に入っており、試合後、本人は「形は変わったように見えますけど、そんなに変わっていないので。トップに入る過程を省いたくらい」と語っていた。 

 試行錯誤を重ねている様子の二刀流右腕を、ソーシア監督も「今日のオオタニの打席についてですが、良かったと思う。試合前に話したようにタイミングに対して働きかけていることを、今日、目撃できたのではないか」と評価。27日(同28日)のオープン戦でも打席に立たせる方針を示し、「他の打者と同様にタイミングを探しているため、少しニュアンスを変えたりしているところはあると思う。タイミングをつかめたら心配はいらないと思う」と話し、さらなる適応に期待を寄せた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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