チームメイトらが語る“レジェンド”イチローの存在価値「最高の人物」

マリナーズのディー・ゴードン(左)とイチロー【写真:Getty Images】
マリナーズのディー・ゴードン(左)とイチロー【写真:Getty Images】

“弟子”ゴードンはイチローがきっかけで休日練習開始

 2013年以来5年ぶりの開幕スタメンが決定したマリナーズのイチロー外野手。メジャー18年目、44歳でもなお現役を続ける外野手は、29日(日本時間30日)に本拠地で行われる開幕戦インディアンス戦に「9番・左翼」で先発する。6年ぶりにマリナーズのユニホームを身にまとい、本拠地セーフコフィールドに降り立つ背番号51は、戦力としてはもちろんプラスαの部分でチームに貢献することを求められている。ともすれば、孤高の存在と見られがちなイチローだが、監督やチームメイトは少し違った印象を抱いているようだ。地元紙「ニューストリビューン」電子版では特集を組み、イチローを取り巻くチームの声を紹介している。 

 マーリンズ時代からイチローを“師”として慕うディー・ゴードンは、イチローと出会い、野球に対する向き合い方が変わったという。 

 試合前の準備に余念がないことで知られる背番号51だが、試合のない「オフデー」でも球場にやってきて体を動かす。その姿に感化されたゴードンは、今では休日でも球場にやってきて体を動かすようになったという。セーブ王に輝いた名救援トム・ゴードンを実父に持つが、同選手は記事の中でイチローについて「僕の人生と(メジャーでの)キャリアに関わっている最高の人物の1人」と、大きな影響を受けていることを明かしている。 

 トミー・ジョン手術を受け、今季絶望となってしまったデービッド・フェルプス投手は、イチローが2012年途中にトレード移籍したヤンキースをスタートに、マーリンズ、マリナーズと3球団で同僚になっている。フェルプスは普段のイチローはジョークを飛ばしたり、大きな声で笑うことを明かしながらも、「野球に対しては真剣だ」と証言しているという。現在マリナーズで打撃コーチを務め、2001年から4年間チームメイトだったエドガー・マルティネス氏も記事の中で「野球に関しては真剣だけど、チームメイトたちの周りでジョークを言ったりする時は、とても面白かったりするんだ」と明かしている。 

フェルプスが伝えるイチローとの接し方とは…

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