大谷翔平、開幕戦初打席で快音 初ヒットのボールは「両親に渡したい」

開幕戦で5打数1安打を記録したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
開幕戦で5打数1安打を記録したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「8番・DH」で野手デビュー、第1打席で右前安打

 エンゼルスの大谷翔平が29日(日本時間30日)、今季開幕戦となった敵地でのアスレチックス戦に「8番・DH」でスタメン出場し、初打席初安打デビューとなった。この日は5打数1安打1三振。試合後、初安打について「初球からしっかりいこうかなと思っていた。シモンズ選手が一塁にいたから、ああいう形で抜けてくれたのかなと」と振り返り、「みんなつないで前半はいい流れを作れたのかなと思う。あの打席に関してはよかった」と話した。

 メジャー初打席は1点リードを奪った直後の2回2死一塁。ここで相手先発右腕グレーブマンの初球を捉えると、打球はライト前に抜けていった。二刀流右腕の初打席初安打に敵地でも拍手が沸き起こった。これでエンゼルスは一、二塁とチャンスを広げ、マルドナドのタイムリー二塁打でリードを2点に広げた。大谷はその後の4打席は凡退し、試合も延長11回の末に5-6とサヨナラ負けとなった。

 試合後、大谷は「8番・DH」のスタメンを告げられた瞬間について「うれしかった。何とか勝ちに貢献したいなと思った」と振り返り、「セレモニーはもちろんすごくワクワクした。でもやっぱり初打席に向かう時はおそらくこの先、忘れられない打席になるのかなとは思うのですごい特別な感情があるんじゃないかなと思っていた」と試合中の心境を明かした。また、初安打のボールはその後、本人に届けられたようで「持ってます。親が来てるので両親に渡すと思う」と話した。

 オープン戦で打率.125と苦しみながら、開幕戦でいきなり初安打を記録。反面、その後の凡退とチームの敗戦は悔しい結果となった。延長11回まで戦ったデビュー戦を「長く感じた」という大谷。メジャーでも二刀流への道を歩み出した23歳の今後の活躍が期待される。

(Full-Count編集部)

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