大谷翔平の野手デビューに大きな注目 地元記者「キャンプの数字は無意味」

エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】
エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】

開幕のアスレチックス戦で5打数1安打

 メジャー移籍表明前から大きな注目を浴びてきた大谷翔平。エンゼルスでも二刀流への道を歩み出し、29日(日本時間30日)の開幕戦アスレチックス戦では「8番・DH」で野手デビューを果たした。結果は初打席初安打で、5打数1安打1三振。この模様は現地でも各記者が速報で伝えた。

 大谷は1点のリードを奪った直後の2回2死一塁で第1打席を迎え、相手先発右腕グレーブマンの初球を右前安打。この直後には現地でライターを務めるデビッド・アドラー記者が自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニのメジャーリーグ初安打:右翼へのシングルが102.1マイル(約164キロ)」と打球速度とともに速報。また3点リードで迎えた4回2死走者なしの第2打席では二ゴロに倒れたが、これに関して同記者は「4回のゴロアウトでのショウヘイ・オオタニのスプリントスピード:スタットキャストによると、秒速29.0フィート(約8.8メートル)。MLB平均の27フィート(約8.2メートル)を2フィート(約0.6メートル)上回っている。彼のスピードは本物だ」と伝えた。

 また米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」の公式ツイッターは「ショウヘイ・オオタニは、エンゼルスでは1977年のウィリー・アトキンス以降では初となるDHでメジャーデビューを果たした選手」とのデータを紹介。また米紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者はツイッターで「スプリングトレーニングのスタッツがどれだけ無意味なものかを証明したショウヘイ・オオタニは、メジャー初打席で安打を放った」と、オープン戦で打率.125と苦戦しながらも大一番の第1打席でヒットを記録したことを伝えた。

 MLB公式サイトも「オオタニは初球にメジャー初安打を放つ」との見出しで初打席初安打をレポート。「オオタニはメジャー初打席で安打を放った日本生まれの選手として、ヒデキ・マツイ(松井秀喜)、カズ・マツイ(松井稼頭央)、ツヨシ・シンジョウ(新庄剛志)、そしてコウスケ・フクドメ(福留孝介)の仲間入りを果たした」と伝えた。

 記事では、エンゼルスのエプラーGMが大谷に関してマイナーからスタートしなくてもメジャーでやっていけると確信していることもレポートしている。

(Full-Count編集部)

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