ソフトバンクが2年連続日本一に向け白星発進 柳田が決勝の2点タイムリー
7回までは千賀、西の両先発がゼロを並べて息詰まる投手戦に
ソフトバンクが息詰まる投手戦を制した。30日、本拠地ヤフオクドームで行われたオリックスとの開幕戦。千賀滉大と、オリックスの西勇輝の2人の開幕投手が投手戦を展開したが、終盤に西を攻略。2年連続日本一に向けて、幸先よく白星で発進した。
両右腕の緊迫した投手戦は7回まで続いた。ともにスコアボードにゼロを並べ続け、8回を迎えた。千賀は7回で降板し、ソフトバンクは岩嵜にスイッチ。鉄壁のセットアッパーが8回を3人で片付けると、ついに試合が動いた。
オリックスの西は7回まで114球を投げていたが、8回も続投。だが、これが裏目に出た。先頭の上林が右前安打で出塁。甲斐が送りバントを決めると、今宮が四球、本多が右前安打で続き、1死満塁に。ここで主砲の柳田が値千金の一打を放った。
西が投じた初球、高めの真っ直ぐを弾き返す。打球は左中間を破り、2人の走者が生還。先制の2点適時二塁打に。ついにソフトバンクがリードを奪い、ここで西は降板となった。その裏、ソフトバンクは守護神のサファテが試合を締めくくって勝利を収めた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)