大谷翔平が明かす“投手デビュー”戦のポイントは…「スプリットの状態」

エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】
エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

第2戦は出番なし、初先発に向けブルペンで43球

 エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、開幕シリーズ第4戦、4月1日(同2日)アスレチックス戦でのメジャー初先発に向けて、ブルペンで43球を投げた。すでに打者デビューを果たした大谷の“投手デビュー”に大きな注目が集まるが、23歳右腕は「その日の状態と、スプリットの状態がポイントになるんじゃないかと思います」と明かした。

 29日(同30日)の開幕戦には「8番・DH」でスタメン出場し、初打席の初球を初ヒットとした。スタメンから外れた第2戦は出場機会がなかったが、ダグアウトからアスレチックス打線に目を光らせた。打線の印象を聞かれると「どの球団も同じだと思いますけど、しっかりパワーのある選手が1から9番まで(揃っている)」と警戒。その上で「真っ直ぐだったりとか、スプリットの精度によって組み立てが変わるんじゃないかなと。その日の状態と、スプリットの状態がポイントになるんじゃないかと思います」と話した。

 だが、メジャーの強打者たちに負けない策も考えている。答えは至ってシンプル。誰が相手であろうと、自分の投球を貫くこと。「こちらが気を付けることで防げることじゃないかと思っている」と力強く話した。

 ベーブ・ルース以来となる二刀流の本格デビューに、世界各国から注目が集まる。大きな期待とプレッシャーが掛かるが、「それはうれしいです。(注目)されないよりされた方がいいと思います」と強心臓ぶりを発揮。記念すべきメジャー初マウンドにも「やることはそんなに変わらない。本当にずっとアリゾナから続けてきたようにやりたいですし、1回目グラウンドに入った時の延長線で明後日もやりたいと思っている」と平常心で臨む。

 出場機会はなかったが、この日チームは今季初勝利し、「やっぱり勝った方が楽しいですし、よかったと思います」と話した。自身が先発マウンドに立つ第4戦も、勝って楽しい思いでメジャーでのキャリアをスタートさせたい。

(Full-Count編集部)

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