ホークス工藤監督 2被弾6失点に「何されちゃいけないか考えないと」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

先発・武田は4失点「カウントの整え方はあるかも」

 31日に行われた開幕シリーズ第2戦、ソフトバンクは4-8でオリックスに完敗した。相手の助っ人2人に2ランと満塁弾を浴び、工藤公康監督は渋い表情でバッテリーに苦言を呈した。

 左腕対策でスタメン起用の川島慶三が初回にいきなり今季チーム第1号を放つなど、幸先のいいスタートを切りながら、先発の武田翔太が4失点、モイネロが満塁被弾するなど、投手陣が崩れて今季初黒星を喫した。

 試合後の工藤監督は「カウント有利なら抑えるし、カウント負けするとヒットを打たれる。その辺はカウントの整え方というのはあるかもしれないね。まあ、いい時ばかりじゃないので、反省すべきとことはしっかり反省してくれたらと思う」と、次回登板への課題と期待を口にした。

 武田はロメロに、モイネロはマレーロにそれぞれ一発を浴びたが、「原因はピッチャーの投げ損じになるが、相手に何をされちゃいけないかは考えないとね。カウントが不利になるのが嫌でストライクを取りにいくとああなる」とバッテリーの思慮不足を指摘する。特に甲斐拓也には「(狙い通りに)来るボール、来ないボールの見極めが必要。来ないボールを要求しても甘いところにいくだけなんだから」と厳しい注文もつけた。

 開幕カードはこれで1勝1敗の五分。とはいえ、相手の助っ人2人に一発が出たことが明日の中田賢一の投球にどういう影響を与えるのか。甲斐の反省を活かしたリードに期待したい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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