鷹80周年レジェンドデー開催 トークショーで野村&江本の毒舌炸裂

ゲストOBとして来場した野村克也氏と江本孟紀氏によるトークショー【写真:藤浦一都】
ゲストOBとして来場した野村克也氏と江本孟紀氏によるトークショー【写真:藤浦一都】

野村氏「鷹の三悪人に鍛えられた」

 31日、ソフトバンクの開幕第2戦はホークス球団創設80周年を記念したレジェンドデーとして開催された。ゲストOBとして来場した野村克也氏と江本孟紀氏が試合前にトークショーを開催し、毒舌を炸裂させた。

 年5回の開催が予定されているレジェンドデーは、この日が1回目。南海時代の黄金バッテリー、野村克也氏と江本孟紀氏をゲストとして招き、トークショーやセレモニアルピッチなどが行われた。

 試合前に王貞治ベースボールミュージアムで行われたトークショーは、さながら毒舌ショーと化した。野村氏の「南海に育ててもらい、南海に捨てられた」という一言に始まり、「江本、江夏、門田という鷹の三悪人に(監督として)鍛えられた」、「王シフトより野村シフトの方が先だった」、「投手出身に名監督はいない」などボヤキのオンパレード。江本氏も阪急の福本豊選手を「100盗塁する、馬と競争するような奴」と言ったり、「移籍した阪神にはサインが3つしかなかった」、「巨人にも3軍はあるけどやり方が下手」など言いたい放題だった。

 もちろん、野村氏が監督兼捕手、江本氏がエースとして戦った阪急とのプレーオフ(1973年)の勝利秘話など、往年のファンにはたまらないトークもしっかりと聞かせてくれた。また、野村氏は現在のホークスが常勝軍団になった大功労者として孫正義オーナーの名前を挙げ、「『金は出すけど口は出さん』は、オーナーとして最高のひと言」と称えた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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