パドレス牧田米デビューを地元紙絶賛 スローカーブは計測不能!? 2球で危機脱出

パドレス・牧田和久【写真:Getty Images】
パドレス・牧田和久【写真:Getty Images】

1点リードの5回2死一、三塁で登板、サンタナを2球で仕留める

 パドレスの牧田和久投手が30日(日本時間31日)、ブルワーズ戦で待望のメジャーデビューを果たした。5回途中から救援したルーキー右腕は1回1/3を無安打無失点に抑える快投を見せた。パドレスの地元紙「サンディエゴ・トリビューン」も希有な“サブマリン”の圧巻デビューを報じている。

 メジャーデビューの瞬間が訪れたのは4-2とパドレスの2点リードで迎えた5回。先発ルケシーが1点差に詰め寄られた2死一、三塁の場面で、球場に牧田の名前がコールされた。5番サンタナをわずか2球で遊ゴロに打ち取りピンチを切り抜けると、続く6回もマウンドへ。1死から四球で走者を許したが、アルシアを遊ゴロ併殺に仕留めた。

 最高のデビュー戦を飾った右腕に地元紙は「マキタは13球のうち9ストライクを記録し、5回2死一、三塁で迎えたドミンゴ・サンタナに対してはわずか2球で打ち取った」と称賛。さらにこの日、投じたスローカーブが球場のスピードガンも計測できないほどだったことを伝えている。

 スプリングトレーニング、オープン戦ではサブマリンから放たれる“遅球”が注目を集めた。だが「このボールを春先から駆使してきたが、新人リリーバーの牧田は地面から浮き上がるような直球で打者に攻めていくことを考えている」と、今後は直球主体で攻める心積もりであることについても言及している。

 上々のデビュー戦に牧田は通訳を介し、「今日はとても良かったと感じてます。マウンドでいい仕事ができたと思います」とコメントしている。チームは逆転負けし連敗スタートなったが、メジャー挑戦を決断したサブマリン右腕は最高のスタートを切った。

(Full-Count編集部)

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