日本ハム加藤が連敗スタートのチーム救う快投誓う 「粘って勝ちにつなげたい」

日本ハム・加藤貴之【写真:石川加奈子】
日本ハム・加藤貴之【写真:石川加奈子】

チームは開幕2連敗、西武打線は2試合連続2桁安打と好調

 日本ハムの加藤貴之投手が1日、本拠地での西武戦で今季初先発する。チームは開幕2連敗スタート。日本人先発投手の先陣を切る左腕に今季初白星が託される。

 プロ3年目の開幕は万全の状態で迎えた。オープン戦は4試合に登板して、15回7安打1失点と安定。栗山英樹に「加藤と上沢は心配していない」と言わせるほどの信頼を得た。加藤は「目標のローテーションに入ることができたので、勝ちにつながるようにしっかり全力で投げたい」と意気込む。

 普段はマウンド上で一切表情を変えない左腕だが、今季初登板を前に緊張感がにじむ。「去年もそうだったけれど、当日になれば緊張する。(オープン戦と違って)見ている人も多いし、緊張すると思うけれど、それを力に変えて、頭は冷静に投げていきたい」と4万人の声援を心の支えに投げ抜く覚悟だ。

 西武打線は開幕戦15安打、2戦目11安打と2試合連続2桁安打と猛打が止まらない。ただ、加藤自身は3月18日のオープン戦で6回途中1安打無失点に封じている。「(31日に先発した)マルちゃん(マルティネス)の投球を確認して、キャッチャーとしっかり話をして、バッターへのアプローチを考えたい。しっかり粘って勝ちにつなげたい」とチームに初勝利を呼び込む快投を誓った。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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