大谷翔平、2日にメジャー初先発へ 指揮官が期待「勝利に導いてくれる」

エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】
エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

ピッチャー大谷もいよいよ第一歩「彼は先発するよ」

 エンゼルスのマイク・ソーシア監督は1日(日本時間2日)の敵地アスレチックス戦で大谷翔平投手が初先発することを改めて明言した。31日(同1日)のアスレチックスとの第3戦を前に取材に応じたソーシア監督は「私が騙されていない限り、彼は先発するよ」と笑顔。ピッチャー大谷もいよいよ第一歩を踏み出す。

 大谷の最後の実戦登板は、スプリングトレーニング中の3月24日(同25日)のマイナー相手の紅白戦だった。スプリットのテストと大谷自身が位置づけた一戦で、打者21人に85球を投げて、2安打2失点、5四球1死球5奪三振。序盤は特に荒れ模様の内容だったが、後半は尻上がりに調子を上げた。

 だが、エンゼルス首脳陣は前向きな分析を下していた。「トラックマンを使った彼の評価はとても良かったんだ」と指揮官は言う。スカウティングシステムでソーシア監督が注視していたのはボールの回転数。「彼は球速でいいものを持っている。一番気にしていたのはスピンレート(回転数)か? イエスだ」。

 ボールの「伸び」の部分を左右する回転数。大谷の投球からはいいデータが検出されていたという。マイナー戦後はブルペンでの投球練習で調整を続けた大谷は、30日(同31日)の練習前には43球を投げた。

「明日、ショウヘイが勝利に導いてくれることを期待している」

 泰然とした様子のソーシア監督は優しい眼差しで語った。二刀流の背中をしっかりと押すつもりだ。

(Full-Count編集部)

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