MLB最年長イチローのスーパー捕球にメディア驚嘆「不老の奇跡」「ワオ」

観客から惜しみない拍手喝采「“かつての信仰”が復活」

　マリナーズのイチロー外野手は3月31日（日本時間4月1日）、本拠地インディアンス戦に「9番・左翼」で開幕から2試合連続スタメン出場。3回に相手のホームランを“強奪”するスーパーキャッチを披露した。今季メジャー最年長野手が見せた圧巻の美技を、地元メディアも「不老の奇跡」「ワオ」と絶賛している。

　1-4と3点を追う3回。先頭ラミレスの大飛球が弧を描きながらレフトに飛んだ。すると、左翼を守る背番号51が見せた。素速く落下地点に移動すると、フェンス際でジャンプ一番。フェンス向こうのブルペンに控える相手救援陣がボールを避けようとする中、イチローのグラブが伸びた。ホームランを完璧に強奪した。

　本拠地セーフコフィールドでの復帰2試合目で、早くもイチローが見せたスーパープレーの衝撃を米メディアも速報した。

　スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版は、「必見 マリナーズのイチロー・スズキがホセ・ラミレスのホームランを奪う」と速報した。

「マリナーズのイチロー・スズキは今シーズン44歳かもしれないが、不老の奇跡として外野手を務める」と、最低50歳まで現役続行を公言する、衰え知らずの鉄人の賞賛。「クリーブランドに5‐1とリードを許す危機を救うと、観衆は“イチロー！　イチロー！”のチャントで応えた」と、セーフコフィールドの観衆が見せた熱狂ぶりも伝えた。

　テレビ局FOXスポーツの公式ツイッターも「ワオ。44歳のイチロー・スズキはシアトルに復帰すると、ホームランを強奪」と速報した。地元ラジオ局「ESPNシアトル」公式サイトでは「イチローが本塁打強奪キャッチで“かつての信仰”が復活」と報じ、球場を埋めるファンが昔のように一気にイチロー信奉者に変わった様子をリポート。イチローの美技は米メディアを震撼させていた。

（Full-Count編集部）