99年ぶり偉業に「ハッピー・オオタニ・デイ」敵地で飛び交った特別な「挨拶」

メジャー初登板で初勝利を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
メジャー初登板で初勝利を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

復活祭の米時間1日に登板、MLB公式サイトも「歴史を打ち立てる」

 エンゼルスの大谷翔平投手が1日(日本時間2日)の敵地アスレチックス戦でメジャー初先発を果たし、3安打6奪三振1四球3失点(自責3)で初勝利を飾った。この日はアメリカでも重要な復活祭。人々は「ハッピー・イースター・デイ」と挨拶を交わすが、決戦の舞台となったオークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムでは「ピッチャー・大谷」のデビューを祝う特別な「挨拶」が飛び交った。

 雲ひとつない快晴となったオークランド。スタジアムでアスレチックス幹部は「ハッピー・オオタニ・デイ!」と日本メディアに笑顔で声を掛けた。

 二刀流のスターは29日(日本時間30日)のアスレチックスとのメジャー開幕戦で「8番・DH」で野手として一足先にデビュー。初打席の初球を右前安打とするインパクトを残していた。そして、この日は「ピッチャー・大谷」の記念すべきデビュー戦。エンゼルス広報も「ハッピー・オオタニ・デイ! 素晴らしい一日に相応しい最高の天気だね」と笑顔を浮かべていた。

 球団によれば、開幕戦に野手で出場し、その10日以内に投手として先発する二刀流は、1919年のベーブ・ルース以来99年ぶりの出来事。まさに歴史的偉業となった。

 アスレチックスの球団広報は、この日集結した報道陣を「180人から200人。素晴らしいことだよ」と語り、大谷フィーバーを歓迎。MLB公式サイトも「オオタニが歴史を打ち立てるために、デビューのマウンドへ」と特集し、「二刀流の怪物が1919年以来の偉業でルースに肩を並べる」と報じた。

 4月1日は“オオタニ記念日”として、メジャーの歴史に記されるのか。「ベーブ・ルース2世」への期待は高まり続けている。

(Full-Count編集部)

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