大谷翔平、1号3ラン含む圧巻3安打で大勝に貢献 神様ルース以来97年ぶり偉業も

8回に3安打目となる中前安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
8回に3安打目となる中前安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

打者・大谷が衝撃の本拠地デビュー、打率.444

 エンゼルスの大谷翔平が3日(日本時間4日)、エンゼルスタジアムで行われたインディアンス戦で「8番・DH」で本拠地デビューし、メジャー初本塁打を含む3安打の活躍で13-2の大勝に貢献した。

 1日(同2日)の敵地アスレチックス戦で初登板初白星を記録してから2日後のこの日、大谷は野手として本拠地デビュー戦を迎えた。大歓声の中で迎えた第1打席。チームがトラウトのソロ弾などで同点に追いついた直後の初回2死満塁で打席に立つと、相手先発右腕ジョシュ・トムリンの暴投で勝ち越し、なお2死二、三塁の好機で、2ボール2ストライクから右中間へメジャー1号となる3ランを放った。

 本拠地はスタンディングオベーション。ベンチでは同僚たちがあえてダグアウトに戻ってきた選手を無視するサイレントトリートメントの後、もみくちゃにする手荒い祝福。その後、大谷はスタンドからの大歓声にヘルメットを脱いで応えた。

 さらに6点リードの3回2死走者なしの第2打席ではライト方向に痛烈な当たりを放ち、自身メジャー初マルチを記録すると、5回1死一、二塁の第3打席では見逃し三振に倒れたが、9点リードの8回先頭で迎えた第4打席では右腕マカリスターからセンター前安打を記録。続くリベラの本塁打で生還した。

 エンゼルスの球団発表によると、3日間で、勝利投手が野手として出場した試合の初回にホームランを打ったのは神様ベーブ・ルース以来の偉業で、1921年6月13日と14日に記録したのが最後。また新人として初めての6試合で投手として1勝以上&打者として3安打以上は1924年のダッチ・ストライカー以来、94年ぶりだったという。

 野手として2試合目の出場だった大谷はこの日4打数3安打3打点2得点の活躍で打率.444。エンゼルスも13安打で13点を奪う大勝となった。

(Full-Count編集部)

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