西武が開幕5連勝 新助っ人が6回途中まで完全投球の好投、森が先制適時打&ソロ
新加入のカスティーヨが6回途中まで完全投球、7回途中4安打1失点の好投で移籍後初勝利
西武がソフトバンクに連勝し、開幕5連勝を飾った。4日、本拠地メットライフドームで行われたソフトバンク戦。移籍後初先発だったファビオ・カスティーヨ投手が鷹打線を6回途中までパーフェクトに抑える好投を見せて、快勝した。
新助っ人が圧巻の投球を見せた。今季、ドジャース傘下から西武に加わったドミニカンが快投した。初マウンドに上がると、150キロを超えるムービングファストボールを軸にソフトバンク打線に凡打の山を築かせた。
初回、先頭の今宮を空振り三振に切ると、柳田は見逃し三振に。6回1死まで16打者連続でアウトに仕留め、1人の走者も許さなかった。完全試合、無安打無得点試合への期待が膨らんだ6回1死、上林の放った痛烈な一ゴロを山川がダイビングして好捕。だが、右腕のベースカバーが遅れた。
一塁塁審はアウトの判定だったものの、工藤公康監督がリクエストを要求。リプレー検証の末に判定が覆り、初安打となる内野安打で初めて走者を出した。続く甲斐に右前安打、今宮には初の四球を与えて満塁とされたが、本多を遊ゴロ併殺打に斬って取った。7回無死一、三塁でデスパイネに犠飛を打たれて1点を失ったが、7回2死で救援を仰いだものの、4安打1失点の好投で初勝利をあげた。
打線は初回、ソフトバンク先発のバンデンハークから秋山、山川が四球を選び、森が中前適時打を放って先制。4回には先頭の森が右翼スタンドへ今季1号ソロを放って1点を加えた。奪った得点は2点だったが、カスティーヨの好投と中継ぎ陣の好リリーフで逃げ切った。
ソフトバンクは敵地で連敗を喫した。6回途中まで1人の走者も出せず。7回無死一、三塁でデスパイネの左犠飛で1点を返したものの、なおも1死一、二塁では松田が右飛、代打の江川が空振り三振。8回にも2死一、三塁の好機を作ったが、内川が中飛に終わり、同点のチャンスを逸した。2年連続の日本一を狙うソフトバンクは開幕2カード目で、今季初のカード負け越し。開幕から5試合連続で先発投手に白星がないままとなった。