中日ドラ1鈴木博、3者連続三振で巨人斬り 圧巻の本拠地初登板に「100点」

中日・鈴木博志【写真:荒川祐史】
中日・鈴木博志【写真:荒川祐史】

中井を最速153キロで見逃し三振に仕留め、吉川尚、坂本は空振り三振

 圧巻の本拠地デビュー戦だった。中日のドラフト1位ルーキー鈴木博志投手が4日、ナゴヤドームで行われた巨人戦の8回に登場。3点リードの場面でマウンドに上がると、圧巻の3者連続奪三振。見事な本拠地初登板となり、試合後に自己採点を問われ「100点でいいんじゃないですか。3人で、ゼロで抑えられて何より。内容も良かった」と胸を張った。

 プロ入りして初となる公式戦のナゴヤドームのマウンド。中日ファンの大声援を背に登場すると、素晴らしい投球を見せた。先頭の中井は、追い込んでからこの日最速153キロのストレートで見逃し三振に。続く吉川尚にはフルカウントからの149キロの真っ直ぐで空振り三振。2死となってから迎えた坂本は追い込んでから138キロのカットボールでバットに空を切らせた。

 「初めてのナゴヤドームで、3者三振で抑えられて最高です!」。初めて上がった本拠地でのお立ち台で、初々しく笑顔を弾けさせた鈴木博。プロ初登板となった1日の広島戦では最速155キロをマークする衝撃のデビューを飾った。この日は巨人の上位打線を3者連続奪三振。「凄く自信になったし、これから自信を持ってやりたいなと思います」と語った。

 これでデビューから2試合連続で3者凡退斬り。打者6人で5つの奪三振を奪い、奪三振率は22.50となった。「もっと厳しい場面でいくようになっていくと思いますので、もっといろんなボールを磨いてほしいなと思います」と森監督。中日の勝利の方程式に組み込まれている21歳のドラフト1位右腕。1年目とは思えぬほどの頼もしさを醸し出している。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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