平成ベストナインを選ぶ 打線のつなぎ役が多い二塁手、強打の助っ人も

井口、仁志、Rローズは打撃が魅力

〇堀幸一(平成元年~22年 ロッテ)

 1287試合(1827安打183本810点 133盗 打率.269)ベストナイン1回
長崎海星高からロッテ。内野のユーティリティから二塁に定着。天性の打撃センスで3割3回。36歳で初めてベストナインに選ばれるなど、ベテランの域に達しても元気だった。

〇仁志敏久(平成8年~21年 巨人、横浜)
1434試合(1591安打154本541点 135盗 打率.268)ゴールデングラブ4回

 日本生命から巨人。即戦力の三塁手として入団し新人王を獲得するが、翌年二塁手に転向。犠打は少なかったが、走者を進める打撃でチームに貢献。俊敏な守備でも鳴らした。

〇井口資仁(平成9年~29年 ダイエー、ロッテ)
1037試合(1760安打251本1017点 176盗 打率.270)盗塁王2回、ベストナイン3回、ゴールデングラブ3回

 青山学院大からダイエー、平成13年に遊撃手から二塁手へ。長打もある二塁手として活躍。MLBに移籍後、ロッテに復帰、チームリーダーとして活躍。今季からロッテ監督。

〇荒木雅博(平成8年~ 中日)
1660試合(2023安打33本465点 378盗 打率.268)盗塁王1回、ベストナイン3回、ゴールデングラブ6回

 入団時は外野手だったが、平成14年に立浪和義に代わって二塁手に。遊撃井端弘和との「アライバコンビ」で一世を風靡する。俊足でも知られる。昨年2000本安打を達成。

〇田中賢介(平成12年~ 日本ハム)
1287試合(1429安打47本462点 203盗 打率.282)ベストナイン6回、ゴールデングラブ2回

 平成14年に二塁手に転向。犠打の名手として知られ最多犠打2回。選球眼も良く最多四球1回。MLB移籍を経て古巣復帰後も守備の要として活躍。

〇片岡治大(易之)(平成17~29年 西武、巨人)
1105試合(1174安打66本389点 320盗 打率.266)最多安打1回、盗塁王4回、ベストナイン1回

 スピード感ある内野手として1年目から活躍。2007年から4年連続で盗塁王。二塁守備も俊敏で守備範囲が広かった。巨人にFA移籍するも故障に泣かされ3年で引退。

〇本多雄一(平成18年~ ソフトバンク)
1264試合(1267安打14本339点 337盗 打率.276)盗塁王2回、ベストナイン1回、ゴールデングラブ2回

 2年目から正二塁手に、俊足で、2010,11年と盗塁王。最多三塁打も2回。守備範囲も広く、川崎宗則とリーグ屈指の二遊間コンビとして鳴らした。

もう一人、二塁手として1000試合出場にわずかに足りないが、特筆すべき実績を残して二塁手がいる。

〇ロバート・ローズ(平成5~12年 横浜)
998試合(1275安打167本808点 16盗 打率.325)首位打者1回、最多安打2回、打点王2回、最高出塁率1回、ベストナイン6回、ゴールデングラブ1回

 日本人二塁手とは全く異質。リーグ屈指の強打で鳴らす。99年の153打点は史上2位、同年の.369は内川聖一に抜かれるまで右打者1位。98年の横浜優勝に貢献。

他の顔ぶれとベストナイン候補

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