昨季は怪我で投手陣壊滅…大谷翔平を慎重起用の理由を米メディアが指摘

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

今季はすでにヒーニーとシューメーカーがDL入り

 メジャー開幕から1週間。エンゼルス大谷翔平投手は、投手としても打者としても鮮烈なデビューを飾り、“二刀流”に相応しいインパクトを残した。オープン戦では懐疑的な声があがったが、それを吹き飛ばす初勝利&2戦連続アーチという結果を残し、ベーブ・ルース以来の偉業を実現させる大いなる可能性を秘めていることを証明した。だが、ここで重要になるのが、その起用法だ。球団公式サイトでは「エンゼルスは大谷の起用法を慎重に見極める」と題した記事で、投手陣が怪我で壊滅的となった昨季の轍を踏まないように球団が慎重な姿勢を取っていることを紹介している。

 最近のエンゼルスは投手の怪我に泣かされてきた。今季先発ローテの中心となるリチャーズ、スカッグス、ヒーニー、シューメーカーはいずれも過去2年に故障歴を持つ。今季から先発6人制に移行するが、中6日でのスケジュールに慣れた大谷に合わせる以上に、故障明けの投手陣に負担を掛けさせない意味合いが大きい。

 より健康な先発ローテを目指す中、すでにヒーニーとシューメーカーが故障者リスト(DL)入り。そんな事情もあり、チームは大谷の起用法について一層慎重になっているようだ。記事では「オオタニの状態を毎日把握するため、そして彼が投打両面で貢献する最良のチャンスを得られるように、相当注意深く医療チームと確認しあっていく」というソーシア監督の声を紹介。投手だけではなく打者としても試合に出場する大谷は、数年先も見据えた上で無理をさせずに使っていくようだ。

 まずは1年間怪我をせずに二刀流として過ごすことができるか。1日でも長く二刀流を続けるためにも、今季の起用法は慎重に試行錯誤が繰り返されることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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