異次元投球の大谷、無安打阻止の敵打者も脱帽「ミスないならあがくしかない」

敵将「今日はもっと良くなったように見えた」

 ヒットを放つまで2打席とも三振を喫していたセミエンは「自分としては高めの速球を狙っていて、最初の2打席では来なかった」と振り返り、「さらに速球は99マイル(約159キロ)あったから苦労した。ヒットした時はやっとゾーン高めの速球が来た。こういうアプローチだったけど、彼がミスをしないなら、ただあがくしかない」と脱帽したという。

 一方、アスレチックスを率いるボブ・メルビン監督も記事の中で「(大谷は)今日はもっと良くなったように見えた。意図的な配球をしていて、それが彼の速球をより良くさせていた。さらに彼は本当にいいスプリットを持っている。スプリットと速球の球速差やストライクゾーン低めにスプリットを制球されたら、打つのはかなり大変だ」とその投球を称賛し、「彼はいい選手だと我々は理解したよ。とてもいい打者でもある。期待に応えたと言えるね。それは特に序盤において難しいことだ」と投打でその実力を認めている。

 また、この日1番で出場したジョイスも「明らかにオオタニは今日素晴らしい仕事をして、期待に応えたよ」と賛辞を贈ったという。

 野手として4試合で打率.389、3本塁打、7打点。投手としては2先発で2勝0敗、18奪三振、被打率.093、防御率2.08。二刀流右腕が見せる怒涛の勢いはどこまで続くのか。開幕10試合にして早くもメジャートップ級の注目度となっている。

【動画】七回一死まで完全投球! エンゼルス・大谷翔平の圧巻12奪三振ハイライト

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