大谷翔平の快投劇を米人気番組も異例の特集 マスターズと並ぶトップ扱い

本拠地初先発で圧巻の投球を披露したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
本拠地初先発で圧巻の投球を披露したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

捕手マルドナードが“完全”ジンクスを守る姿も

 本拠地での初登板初先発で、まさかの“完全試合未遂”の快投を披露したエンゼルス大谷翔平。8日(日本時間9日)のアスレチックス戦で、7回1死まで走者を1人も許さない完全投球という圧巻の内容で、今季2勝目を手にした。7回で奪った三振の数は12。23歳“二刀流”が見せた衝撃のピッチングを、アメリカで人気を誇るスポーツニュース番組はゴルフ4大大会「マスターズ」に次ぐトップ扱いで伝えた。

「現時点で、オオタニは期待を超える活躍を見せています」

 興奮気味に大谷の活躍を伝えたのは、米スポーツ専門局「ESPN」の人気ニュース番組「スポーツセンター」だ。北米4大スポーツに限らず、サッカー、ゴルフ、陸上など、スポーツ界で起きたニュースを幅広く伝える番組で、この日、大谷の快投は権威ある「マスターズ」最終日に次ぐニュースとして取り上げられた。

「オオタニはまだ23歳ですが、文字通りグレートな活躍を見せています」とアスレチックス戦での投球を映像で紹介。初回先頭ジョイスをスプリットで空振り三振に斬ったシーンを皮切りに回を追いながら伝えた。さらに、6回表を投げ終え、ダグアウトに戻った大谷に話し掛けようとする通訳を、捕手マルドナードが慌てて止めるシーンも紹介。メジャーでは、無安打無失点を続けている投手にはダグアウトで話しかけないという暗黙の了解があり、ジンクスを守ろうと女房役が必死だった様子も伝えた。

 大谷の快投を伝えるコーナーは4分以上にもわたり、30分番組の中では異例の長さでの取り扱い。開幕からわずか11日間で、大谷が全米に与えた衝撃の大きさを物語っていた。

(Full-Count編集部)

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